セルフカラーって良くないの?

髪のこと

こんにちは
勝浦のプライベートな個室ヘアサロンHARe[ハレ]のおおもりです。

時間がないとき 予算がないとき

つい手に取ってしまう市販のセルフカラー剤。

お客様から、「セルフカラーって良くないんですよね?なんで?」

とよく聞かれます。

結論から言います。

良くないです。便利だけど使いたくない

美容師である私がセルフカラーを使いたくない理由として、

セルフカラーのメリット・デメリットを整理してみようと思います。

セルフカラーのメリット

手軽で便利

美容室の予約を取らなくても、ドラッグストア、スーパー、コンビニなどで手に入りますね。

時間のないときに便利です。

安い

美容室のカラーがおよそ6000円~に対して

数百円で手に入るのは、本当にお手頃。

セルフカラーのデメリット

薬剤強度が髪に合っていない

市販セルフカラーは比較的どんな髪質の方が使っても染まるように作られています。

髪質や履歴に合っていないパワーの薬剤の場合、必要以上のダメージを負うことになります。

狙った色じゃない

ヘアカラーの発色にはとても知識や色彩感覚が必要です。

なぜならベースの毛髪の色に色を足すから。

白い画用紙なら作った色がそのまま載りますが、茶色の画用紙なら、、?

難しいですよね

美容師はこれを脳内で計算してカラー剤を調合しています。

市販カラー剤の箱に乗っている「仕上がりイメージ」にならないのは当たり前なんです!あくまでイメージですから。笑


ムラになりやすい

カラーリング技術は温度にも、とても良く関係しています。

体温の伝わりやすい部分と、伝わりにくい部分とでは、同じ塗布量を同じ放置時間でも発色が変わってきます。

顔周りは鏡で見ながら塗れるけれど、後ろまでは見えないので、どうしたって塗布量にムラができます。

また、これまでの薬剤履歴もとっても影響されるので、パーマした部分だけ違う色になった!とかそんな事が起こるので注意が必要です。

一度ムラになってしまうと治すのめちゃくちゃ難しい!!

美容師泣かせであります。笑

色持ちが悪い

美容室のカラーではお客様の髪質に合わせて、前処理や後処理といった栄養剤を補給しながら色味の定着を助けています。

また、髪の毛が弱酸性であるのに対して、カラー剤はアルカリ性ですので、最後にPH調整も必要となります。

これが正しく行われないと、髪は膨張しキューティクルは開いてしまい、髪がもろくなってしまうので、浸透したはずの染料が流れ出てしまうのです。

デメリット多くないですか?笑

便利だけど使いたくない理由です。

では、市販のカラーは絶対に使っちゃダメなの?となりますよね

気を付けて使えばいいです(私は使わないけど!笑)

急なお出かけやイベントですぐにカラーしなくちゃ。でもこんな時に美容室も空いてない。などで市販カラーをする場合の気をつけるポイントをご紹介しておきますね。

やむを得ずセルフカラーする時の注意点

*今の髪色とあまりかけ離れた色は選ばない
しっかり暗くする、明るくする、濃い色を入れる等は時間をとってお店にいらして下さいね

*説明書の時間を守る
オーバータイムはただただ、ダメージの進行を待つ時間となります

*ケチらない
これ意外と大事です。
目立つところだけたっぷり塗って、あとは薄く馴染ませれば…見事に違う色になりますので注意です

こんなお声もたまに聴きます。

「市販カラー剤は安いけど、美容室のカラー剤も安いんでしょ?高い料金のほとんどが技術料よね?」

とんでもありません!

美容室のカラー剤も確かにピンキリです。安いものは安い。でも質も良くなかったりします。

美容師自身が納得する、自分にも使えて、自分の大切な人にも使える、そんな薬剤は安くありません。

また、お客様それぞれの髪の状態に合わせてたっぷりと栄養剤を使い、少しでも健康な髪でお過ごしいただくために、トリートメントも仕込んだりしていますよ~^^!


HAReでは16年のサロン経験からお客様の髪を第一に考えた薬剤選定で美しい髪へ
お客様とじっくり向き合い丁寧に施術をさせていただきます。


早くお店でお客様にお会いしたいです♡
今日もがんばるぞー!


勝浦の完全個室プライベート美容室HARe[ハレ]

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